ご挨拶とクラウドファンディングのお願い

Atelier HAGIWARA のホームページにいらして頂き、ありがとうございます。私の祖父が遠藤新さんに設計をお願いして建てられたこの家は、2024年で築100年を迎えました。 35年前に1991年に父が継いだ際行われた改修工事では、できるだけオリジナルのまま残そうという親戚一同の考えにより、専門家のお知恵を借りて書斎など多くの箇所を古いままで残すことができました。 祖父と父は新聞記者でしたが、私は音楽の道に進んだため、音が出せる音楽室が増築されました。20人ほど集まれるこの音楽室と、大正時代に建てられた母屋が、フランク・ロイド・ライトの精神を継ぐ遠藤新の独特な雰囲気を好む方々や、さまざまな国の文化の小さな交差点になればと思って活動して参りました。
残念なことに、改修工事から35年経ち老朽化が進んでいるところに、近年の異常気象が追い討ちをかけ、2年前雨漏りが発生してしまいました。部分的メンテナンスで対処して参りましたが、和室など内部の天井や梁にも水染みが広がっており、このままでは建物の構造にも影響が及ぶ恐れが大きく、本格的な屋根の修繕が必要です。しかし、シロアリ対策や窓のパテ修繕、屋根のメンテナンスと維持、保存のためには絶え間なく出費があり、私1人の力ではこの大きな屋根修繕工事は行うことは不可能です。
文化財保存のため多方面にご相談したところ、多くの遠藤新ファンから背中を押していただきクラウドファンディングによるご支援をお願いすることに致しました。
私の力が及ばすお恥ずかしい限りですが、一度壊してしまったものは元には戻りません。
遠藤新の建築を後世に残していくために、皆様の温かいサポートどうぞ宜しくお願い申し上げます。
メンテナンスはこれからも大きな課題として続いていきますが、今回の工事が一旦終了しましたら見学会などを開催して、皆さまにぜひおいで頂きたいと思っております。
遠藤新さんの素晴らしさを保存することに尽力を注ぎ、皆さまと共有して参りたいと存じます。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
萩原家住宅オーナー
萩原淑子
萩原淑子(Yoshiko Hagiwara) Biography
1967年東京生まれ。
1983年中学卒業と同時にハンガリー政府給費留学生としてハンガリー国立リスト音楽院に留学。
D.コヴァーチ、F.ラドシュ、L.フェニベシュに師事。
1989年最優秀で卒業後、母校リスト音楽院で後進の指導にあたる傍ら、ブタペスト祝祭オーケストラの団員として世界各地で演奏を行う。
在学中よりソリスト、室内楽奏者としてヨーロッパ、日本で積極的にコンサート活動を行う。
ペレーニ・ ミクローシュ、コチシュ・ ゾルターン、マーティン・ ロヴェット(アマデウス四重奏団)らと共演。
ハンガリー、日本、オーストリアのオーケストラと共演の経験を持つ。
1999年よりザルツブルグ在住。
ザルツブルグ カンマーフィルハーモニーの第二ヴァイオリン首席を2000年まで務め、その後独立。
オクーンアンサンブル、カメラータ ザルツブルグ、東京アンサンブル、コンツェルトハウス四重奏団を始め多方面でヨーロッパと日本で活動する。
2012年より、カメラータ ザルツブルグメンバー。
日本ハンガリー友好協会理事。

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