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【高森義之】『苦悩のモーツァルト』トーク&コンサート

2019年12月7日(土曜日) オーストリア大使館/文化フォーラム後援
Atelier HAGIWARA サロンコンサートシリーズ Vol.3
『苦悩のモーツァルト』トーク&コンサートが行われました。

昨年2018年は、天才だったとはいえ意外と知られていないモーツァルト父子の苦労話、
3回のイタリア演奏旅行での大成功、当時岩塩の輸出で栄えていたカトリック教会独立国ザルツブルクで
どのような音楽の需要があったのかなど、その時期にちなんだ曲をピアニストの山本実樹子、
ヴァイオリニストで萩原邸オーナーの萩原淑子、ザルツブルク在住の高森義之の話でご紹介致しました。

今回2019年は母親との死別、人生初めての恋。
ザルツブルクの宮廷楽長を務めつつも、より良い音楽家としてのポジションを探し求め演奏旅行を重ね、
これが元で雇い主の大司教と衝突、父親との衝突を経て、新天地を求め25歳にウィーンへ移動していった様子。

そして2019年に生誕300周年を迎えた父レオポルド・モーツァルトの作品
『そりすべり』(山本実樹子さんがこの日の為にアレンジ・テキストを考えて下さいました!)を交え、演奏とトークをお届けしました。

このサロンコンサートシリーズでは、モーツァルトの演奏、お話だけではなく、
輸入されていないオーストリアワインを試飲して頂く機会にもなっています。

今回はロゼワイン、白ワイン、赤ワインの3種類。(↓大好評で写真を撮る間もなくあっという間に空に・・・)

提供は昨年同様、ニーダーオーストリア州のワイン醸造家、1604年から代々引き継がれている『エッカー・エックホーフ』(http://www.eckhof.at)。

オーストリア固有種のぶどう、ツヴァイゲルト種から醸造したロゼワイン、ヴァイスブルグンダー種の白ワイン、
そしてツヴァイゲルト種赤ワイン、ツヴァイゲルト・ブリリアントという、
3種のタイプが全く違う芳醇な香りと味わいをお楽しみ頂きました。
ご用意していたワインは大好評であっという間になくなりました。

1回目の公演では萩原邸設計者遠藤新氏の孫 遠藤現先生、
萩原邸の大改修工事そして演奏会場になっている萩原邸増築部分を設計して下さった宮井先生、
改修工事以来、常々ご指導頂いている井上先生の3人の建築家にもお越し頂き、建物に関するお話もお伺いすることが出来ました。

多くのお客様にお越し頂き2回とも満席になり、しかも毎年来て下さるお客様が増え、
出演者一同深く御礼申し上げます。次回の Atelier HAGIWARAサロンコンサートシリーズもお楽しみに!

 

高森義之

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