【望月ゆり子】ピアノトリオのコンサートを終えて
5月25日に桐朋学園大学で去年一年間一緒に室内楽を組んでいたピアノの佐竹那月さんと、
チェロの板井香菜子さんとピアノトリオのコンサートをさせて頂きました。
私は今回のコンサートのために、昔から大好きでいつか弾きたいとずっと思っていた
バッハの無伴奏パルティータ2番よりシャコンヌの練習を始めました。
思い入れが強く、本当に大好きな作品だったため、
当日までずっと緊張していましたが本番ではとても自由に、幸せに、思うままに弾くことができ、
またお客様にも喜んで頂け、とても幸せな時間でした。
同じくブラームスのピアノトリオも私にとっては本当に大好き…
というより愛していると言っても過言ではないほどの作品だったのですが、
ピアノとチェロとヴァイオリンの音が柔らかく甘く混ざり合い、
時に強く結びつき力強い一面をも見せるこの作品を今回、
優しく聴いてくださるお客様たちの前で全力で演奏できたことを大変嬉しく思います。
今回いらして下さったお客様方にも感謝でいっぱいですが、
この先もっと多くの方々に私の演奏を聴いて頂き、
音楽を少しでも好きに、身近なものにするお手伝いができたらなと強く思った回でした。
望月ゆり子
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